はしかの基礎知識2(潜伏期間・潜伏期間・カタル期・発疹期・回復期)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
潜伏期間
麻疹ウイルスへの曝露から、発症まで8〜12日間かかる。
カタル期
発症すると、発熱(39℃程度の高熱となることが多い)に、咳、鼻汁、結膜充血、眼脂(がんし、目やにのこと)といったカタル症状を伴う。発熱 2〜3日目で頬粘膜にコプリック (Koplik) 斑が出現する。コプリック斑を認めれば特異的な診断価値が高い。カタル期は3〜4日間続いた後、いったん解熱する。
他者への感染力は、カタル期に最も強い。
発疹期
カタル期の後にいったん解熱するが、半日ほどで再び39〜40℃の高熱が出現し(二峰性発熱)、発疹が出現する。発疹は体幹や顔面から目立ち始め、後に四肢の末梢にまで及ぶ。
発疹は鮮紅色で、やや隆起している。特に体幹では癒合して体全体を覆うようになるが、一部には健常皮膚を残す。
発熱・発疹のほか、咳・鼻汁もいっそう強くなり、下痢を伴うことも多い。口腔粘膜が荒れて痛みを伴う。これらの症状と高熱に伴う全身倦怠感のため、経口摂取は不良となり、特に乳幼児では脱水になりやすい。
発疹期は発疹出現後72時間程度持続する。これ以上長い発熱が続く場合には、細菌による二次感染の疑いがある。
回復期
解熱後も咳は強く残るが徐々に改善してくる。発疹は退色後、色素沈着を残すものの、5〜6日程で皮がむけるように取れるとも報告されている。回復期2日目ごろまでは感染力が残っているため、学校保健法により解熱後3日を経過するまでは出席停止の措置がとられる。