はしかの基礎知識3(合併症)
合併症
麻疹に感染・発症すると一時的な免疫力低下が起こる(ウイルスがリンパ球などで繁殖するため)ので、感染症にかかりやすくなる。発熱時にへたに解熱剤などを投与した場合、細菌による二次感染の危険性が高まる。また、合併症は以下のように区分される。
脳・神経系の合併症
* 亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis、
略称:SSPE)
この病気は麻疹に感染後数年してから発症し、ゆっくりと進行
する予後不良の脳炎である。麻疹に罹患した人の数万人に一人
が発症するといわれている。まれに予防接種でも発症すること
がある。
* ウイルス性脳炎
1000人に1人くらいの割合で発症。熱発の程度と脳炎の発症率に
相関はない。発症すると1/6が死亡、1/3に神経系の障害が残
る。
咽頭〜気道系の合併症
* 麻疹ウイルスによるもの
(中耳炎、肺炎、細気管支炎、仮性クループ)
* 細菌の二次感染によるもの
(中耳炎、肺炎、気管支炎、結核の悪化)
その他
* 下痢
* 口内炎
* カンジダ症